
お口からお子様の
健やかな成長を守ります
お口には、「食べる」「話す」ための機能があります。人間が生きていくために必要な「食べる」ことには、健康なお口が欠かせません。乳歯は生え変わりますが、健康なお口を将来にまで維持するには乳歯のうちから虫歯予防や整った歯並びでいることが大切です。 お子様の大切な歯、ひいては健やかな成長を守るためには、家庭での歯磨きだけでなく、歯科医院での検診を受けることが重要です。
大切な歯を守る歯科検診
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近年、予防歯科が一般的になってきましたが、いまだに「歯医者は虫歯になったら行くところ」というイメージをお持ちの方は少なくありません。しかし、大切なお子様の健康を守るためには、歯科検診は重要なポジションにあります。お子様のためにも、定期的な歯科検診を受けてみませんか?
歯科検診の重要性
乳歯はいずれ生え変わりますが、乳歯の虫歯をそのまま放置していると、永久歯の歯並びや発育に悪影響を及ぼします。また、幼ければ幼いほど虫歯による痛みや違和感をうまく伝えられず、気付いた時には重症化していることもあります。
そのため、定期的に歯科検診を受けて、虫歯の予防と早期発見・早期治療をすることが大切です。
歯科検診の内容
- 虫歯がないか、歯並びに異常がないかの検査
- 食生活や歯磨き習慣などの、問診による検査
- 正しく歯磨きができているかの確認
- 永久歯への生え変わりチェック
- 歯や噛み合わせに悪影響を及ぼす習慣がないかの確認など

歯科検診はいつから?頻度は?
多くの自治体では1歳6ヶ月児健診にて、歯科検診も行われますが、乳歯が生え始めたらいつでも歯科検診を受けられます。
基本的に、3~4ヶ月に1度の頻度で検診を受けますが、お子様のお口の状態や生活習慣によっては頻度が多少増減します。

子どもの虫歯の特徴
子どもと大人では、虫歯リスクが大きく異なります。乳歯や生え変わったばかりの永久歯は、成人の永久歯よりも柔らかいために、虫歯になりやすく、進行しやすい状態です。また、2016年の小児の保護者を対象とした調査では、卒乳時期が遅くなると虫歯リスクが高まるという結果が分かっています。
お子様の虫歯予防
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虫歯予防の基本は、毎日行う歯磨きですが、歯医者ではより効果的な予防が行えるよう、次のようなサポートを行っています。
歯磨き指導
磨き残しのない、正しい歯磨きを行えるように、わかりやすくアドバイスします。
フッ素塗布
フッ素を歯に塗り、虫歯に負けない強い歯にします。生え変わりの時期におすすめです。
シーラント
磨き残しになりやすい、奥歯の溝をコーティングして、汚れが溜まりにくくします。

お子様の歯並びが
気になったら…
「歯並びが気になるけれど、矯正はいつから始めるの?」という質問を多く受けます。当院では、治療の負担を軽減し、歯並びの悪化を防ぐため、早い段階から矯正治療を行うことをおすすめしています。歯並びが悪いと、口元の見た目だけでなく、虫歯リスクが高くなり、顔の輪郭・骨格の歪みなどに影響してきます。咀嚼に影響することで、その悪影響は全身に及び、お子様自身が歯並びをコンプレックスに感じるなど、心にも影響します。歯並びの悪影響を最小限に抑えられるよう、当院では成長に応じたサポートを行っていきます。
重度の矯正治療が必要にならないために
歯並びが悪くなるのには、「口呼吸」や「指しゃぶり」などの悪習慣も影響していることから、これらを改善し、お口の筋肉の訓練に取り組むことで、歯並びが悪くなる根本原因にアプローチできます。 重度の歯列矯正が必要にならないように、予防のための矯正を行うことが大切です。 当院では、お子様の歯並びの状況や放置したらどうなるのか、どのような治療が必要なのか、詳しくご説明しますので、お気軽にご相談ください。